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灰色の記憶

日記 3/26-4/1

3/26(金) 天気:晴れ

上野公園にいった。上野公園は3年ぶりだった。白妙という桜が気に入った。ユリカモメという白い鳥がいた。鳴き声が面白かった。

自然や動物に興味なんてなかったのに、精神を病んでから興味が出てきた。どうしてだろう、人間とその周辺に疲れていたからかな。


3/27(土) 天気:くもり

欲しい本がたくさんある。とりあえず、ルゴーネスの短篇集は今度買おうと思う。

桜を見に近所の公園へ。これで見納めかな。


3/28(日) 天気:雨

朝起きて、発狂しそうになった。あとどれだけ朝を繰り返すんだろう。

宮木あや子「あまいゆびさき」を買いました。宮木あや子は「官能と少女」がおすすめです。

性別が厭わしいです。


3/29(月) 天気:晴れ

美波「Prologue」を久々に聴いたら泣きそうになった。

薬を貰いに病院にいった。待っている間は立原道造の詩集を読んでいた。今日が命日だった。

駅前の本屋に寄った。小川洋子「完璧な病室」を買った。


3/30(火) 天気:晴れ

あなたの優しさは優しさじゃなくて弱さだよ、みたいに断定・断罪しているひとを偶にみかけるけど、そういうあなたは立派な人間なの?


3/31(水) 天気:くもり

外にでた。桜が散っていく。

死は怖くないと自分に言い聞かせている。

フランツ・カフカ「夢・アフォリズム・詩」(編訳:吉田仙太郎)を買った。

今月は殆ど何もできなかった。まあ、死ななかったからいいか。来月も死なないといいな。


4/1(木) 天気:晴れ

吾々の記憶というものは、この世界などよりも遥かに完全な世界なのだ。記憶は既に生存していないものに生命をあたえるのだ。

(ギ・ド・モーパッサン『ある自殺者の手記』)


ジョルジュ・バタイユ「青空」読了。

以下本文より抜粋


ぼくは綱を引張っている犬のような状態だった。何も見えなかった。時間の中に、瞬間の中に、血の脈動の中に閉じこめられ、ちょうど、殺されるために縛られて、その紐を必死に切ろうとしている人間と同じ苦しみを味わっていた。もう幸福など全然期待していなかった。自分が何を待っているのか、もう全然わからなかった。

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​──あたし、苦しんで幸せだったわ。


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4月になった。まわりは進み、私は進むどころか後退している。停滞したり後退したりしている。それでも生きているので、いいです。


もう少し、もう少しと言い聞かせながら、もう少しだけ足掻くつもりで、往生際悪く、這いつくばっていきましょう。















私のことはわすれて構わないので、私の言葉だけ、時折思いだしてくれたら、うれしいです。