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灰色の記憶

日記 9/3-9/9

9/3(金)

借りたもの

モナリザの微笑(講談社文芸文庫)
/オルダス・ハクスレー

・ヘルタ・ミュラー短編集 澱み(三修社)

・インヴィジブル(新潮社)
/ポール・オースター

・ステュディオ(水声社)
/フィリップ・ソレルス

・シカゴ育ち(白水Uブックス)
/スチュアート・ダイベック

・花火(白水社)
/パトリック・ドゥヴィル

スターバト・マーテル(河出書房新社)
/ティツィアーノ・スカルパ



9/4(土)

虚しい



9/5(日) その1

朝、外を歩いた。涼しかった。雨上がり、土の匂い、草の匂い。蝉が鳴いていた。残蝉というんだっけか。歩きながら詩を書いた。



9/5(日) その2

言葉は、存在するものごとについての、死者の警告。

言葉は、わたしたち自身よりも大きな欲望や期待をわたしたちの中に植えつける、死者の復讐。

(ティツィアーノ・スカルパ『スターバト・マーテル』)



9/6(月) その1

祖母に会った。



9/6(月) その2

病院にいった。



9/7(火)

借りたもの

・透明性(早川書房)
/マルク・デュガン

・青い夕闇(国書刊行会)
/ジョン・マクガハン

・妄想と強迫(彩流社)
/エドゥアール・デュジャルダン



9/8(水)

愛というのは、本質的に歪んでいるものだよ。



9/9(木) その1

体中に染みついている
嘘を信じていく

(Mr.Children/ フェイク)


私の最後のほんとうの感覚は、自分の幻覚についての感覚なのだ。私のただひとつの認識は、自分が狂ったということの認識なのだ。──私は完全な意識をもちながら、狂っているのだから。

(エドゥアール・デュジャルダン『近づく狂気』)


もし過去において偽りの感覚と真実の感覚とを引きはなせないのなら、なぜ私は狂人のままでいないのか?あるいは、狂人であったことをなぜ記憶しているのか?

(エドゥアール・デュジャルダン『過ぎ去った狂気』)



9/9(木) その2

その人を信じることと、その人の言葉を信じることとで、わけています。つまり、誰が言ったか、という情報を無視しています。だから、その人を嫌いながらその人の言葉を信じることは、可能であるというわけです。



9/9(木) その3

断続的な愛、錯覚。早く一色にしてくれないか。
















白い花がみたいな。月下美人、なんかね。