9/24(金)
ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル(一)』(新潮文庫)、ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(角川文庫)、アンデルセン『絵のない絵本』(新潮文庫)、岩井俊二『ラストレター』(文春文庫)、壺井栄『二十四の瞳』(角川文庫)、沼田まほかる『猫鳴り』(双葉文庫)、桜庭一樹『推定少女』(角川文庫)、谷崎潤一郎『春琴抄』(新潮文庫)、佐野徹夜『この世界にiをこめて』(メディアワークス文庫)、道尾秀介『球体の蛇』(角川書店)、赤川次郎『いもうと』(新潮社)、似鳥鶏『彼女の色に届くまで』(角川書店)を買った。
9/25(土)
ある日、わたしは気づいた。自分を取り巻く世界が、そこに生きる者たちもろとも目の前から消失しつつあることに。そして、わたし以外の誰の目にも、それがまったく見えていないことに。
(フィリップ・フォレスト『洪水』)
9/26(日)
マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(ハヤカワ文庫epi)を買った。
9/27(月)
ひとはしばしば、そうとは知らず、地獄と隣り合わせで生きている。ところが、明らかな反証があるにもかかわらず、地獄など存在しないと勝手に確信しているのだ。
(フィリップ・フォレスト『洪水』)
9/28(火)
瞬間的な永遠なんて偽りに過ぎないの
(宮川愛李/ 欠落カレンドラ)
9/29(水)
レ・ファニュ『吸血鬼カーミラ』(創元推理文庫)、マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』(河出文庫)、J・ド・ベール『イマージュ 甘美なる映像』(河出文庫)、花房観音『花祀り』(幻冬舎文庫)、村山由佳『アダルト・エデュケーション』(幻冬舎文庫)、サン・テグジュペリ『人間の土地』(新潮文庫)を買った。
9/30(木)
「金剛経に書いてあるよ。慈悲は言葉にすぎないって」
(中略)
「そんなものは糞食らえなのよ、金剛経なんて、仏陀の前ではなんの価値もないのよ」
(ダニー・ラフェリエール『ニグロと疲れないでセックスする方法』)
夏が終わったかと思えば9月も終わり、旧暦だと明日から冬かなんてつまらないことを思う。『氷』、再読しようか。