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灰色の記憶

日記 3/19-3/25

3/19(土)

どうも調子が悪い




3/20(日)

古井由吉『木犀の日 古井由吉自選短篇集』(講談社文芸文庫 1998.2)を買った。


周囲の人間を物狂わしい言行で悩ますのを避けるためなら、こうして蒼白くにこやかに生きるのが人間的な分別というものだ。にもかかわらず、このようにおのれを守って生きているということが、私には淫らなことに思えてならなかった。このような大人しい分別に従って、彼はかえって自分をいつまでも物狂わしいままに保っているのではないだろうか・・・・・・。

(古井由吉「先導獣の話」)




3/21(月)

長野まゆみ長野まゆみの偏愛耽美作品集』(中公文庫 2022.2)を買った。


小説を書いていた。




3/22(火)

真の善は人を選ばない、また、真の悪も人を選ばない。




3/22(火)

神西清「恢復期」を読んだ。いや良い。何度でも読み返したい。




3/23(水)

部屋にある本を整理していた。要らない本が沢山出てきた。




3/24(木)

本を売ってきた(後日また行くが)。

ランボオ詩集』(訳:小林秀雄 創元ライブラリ 1998.5)を買った。




3/24(木)

・ガルシア=マルケス百年の孤独』(訳:鼓直 新潮社 2006.12)

ミルチャ・エリアーデポルトガル日記 1941-1945』(訳:奥山倫明、木下登、宮下克子 作品社 2014.1)

を借りた。




3/25(金)

寒い、あと風が強い、昼間は汗を掻くくらい暑いが夜は冷えるね、困ったもんだ。また本を売ってきた、昨日と合わせて70冊は売ったはずだが、まだ要らない本があるからまた行かなきゃならない、面倒だ、今これを駅前のベンチに腰掛け、罐コーラを飲みながら書いている、寒いのになぜそんなものを飲んでいるって、喉が乾いていたんだよ、俺は炭酸飲料を毎日飲んでいるから遅かれ早かれどこかが悪くなるかもしれないし、もうなっているかもしれない、とりとめのないことを考えている、吉村萬壱『臣女』(徳間文庫 2016.9)を買った、吉村萬壱は前々から読みたいと思っていた、ジュンク堂に行った、安部公房『密会』が気になっている、不条理文学に飢えている、罐の残りが半分を切った、最後苦しくなると判っていてもいつも500のやつを選んでしまう、自販機で小さいやつも大きいやつも100円だから大きい方を選んでしまう、現に今苦しくなりつつある、それにしても日が延びたな、桜の蕾を見かけたがそろそろ咲くのだろうか、考えながら書くより書きながら考える方が性に合っているなと思う、今読んでいる小説の文体がそんな感じで早速影響を受けているのか、俺は影響を受けやすい、コーラを飲み終わった、寒い、俺は冷え症なんだ、もうじき頭痛に見舞われるだろう、街灯がつきはじめた、寒い、そろそろ帰ろうか。