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灰色の記憶

日記 1/1-2/28(2023)

1/1(日)

遠藤周作『月光のドミナ』(新潮文庫 1972.3)

吉行淳之介『闇の中の祝祭』(集英社文庫 1978.2)

中村文則惑いの森』(新潮文庫 2018.1)

中村文則『迷宮』(新潮文庫 2015.4)

を買った。

 

 

1/2(月)

ミラン・クンデラ『冗談』(西永良成訳 岩波文庫 2014.12)

・黄崇凱『冥王星より遠いところ』(明田川聡士訳 書肆侃侃房 2021.10)

を買った。

 

 

1/3(火)

お参りをした。

 

詩を書いた。

 

 

1/4(水)

風が冷たい。

 

 

1/5(木)

通所54日目。

 


1/5(木)

西崎憲『世界の果ての庭』(新潮社 2002.12)

田中克彦『ことばと国家』(岩波新書 1981.11)

を買った。

 

チャック・パラニュークインヴィジブル・モンスターズ』(池田真紀子訳 早川書房 2003.5)

・閻連科『硬きこと水のごとし』(谷川毅河出書房新社 2017.12)

・『J・G・バラード短編全集3 終着の浜辺』(柳下毅一郎監修、浅倉久志他訳 東京創元社 2017.5)

を借りた。

 

 

1/6(金)

通所55日目。

 

 

1/7(土)

パスカルキニャール『アマリアの別荘』(高橋啓青土社 2010.6)

・アレクサンダル・ヘモン『ノーホエア・マン』(岩本正恵白水社 2004.4)

を借りた。

 

 

1/8(日)

財布を探しているが、好みのものがなかなか見つからない

 

 

1/9(月)

通所56日目。

 

 

1/10(火)

通所57日目。

 

 

1/11(水)

ウィリアム・トレヴァーが読みたい

 

 

1/12(木)

よく夢を見る

 

 

1/13(金)

通所58日目。

 


1/13(金)

石川淳『焼跡のイエス処女懐胎』(新潮文庫 1970.5)

・『海潮音 上田敏訳詩集』(新潮文庫 1952.11)

を買った。

 

 

1/14(土)

倫理的秩序は準備ではなく、神への到達そのものである。
残りはすべて妄想なのだ。

(エマニュエル・レヴィナス『困難な自由』法政大学出版局 p139)

 

 

1/15(日)

吉行淳之介『暗室』(講談社文庫 1973.1)

島尾敏雄『死の棘』(新潮社 1977.9)

を買った。

 

辻邦生『安土往還記』(新潮文庫 2005.11)

埴谷雄高『死霊 1』(講談社文芸文庫 2003.2)

を借りた。

 

 

1/16(月)

辻邦生を読んでいる

 

 

1/17(火)

通所59日目。

 


1/17(火)

鴨長明方丈記』(浅見和彦校訂・訳 ちくま学芸文庫 2011.11)

・トニ・モリスン『ビラウド』(吉田廸子訳 ハヤカワepi文庫 2009.12)

パトリック・モディアノ『家族手帳』(安永愛訳 水声社 2013.1)

を買った。

 

皆川博子『クロコダイル路地 Ⅰ』(講談社 2016.4)

皆川博子『クロコダイル路地 Ⅱ』(講談社 2016.4)

を借りた。

 

 

1/18(水)

通所60日目。

 

 

1/19(木)

三鷹にきた。友人に会った。

 

春になったら、また会おうね。

 


1/19(木)

金子光晴『老薔薇園』(烏有書林 2015.11)

・塚本邦雄『詩歌榮頌』(審美社 1973.10)

青山光二『美よ永遠に』(新潮社 1998.6)

野上弥生子『真知子』(新潮文庫 1966.11)

・ハリー・クレッシング『料理人』(一ノ瀬直二訳 ハヤカワ文庫NV 1972.2)

・ナタリア・ギンズブルグ『モンテ・フェルモの丘の家』(須賀敦子ちくま文庫 1998.10)

・『ポオ 詩と詩論』(創元推理文庫 1979.11)

を買った。

 

 

1/20(金)

通所61日目。

 

 

1/21(土)

外に出なかった。

 

 

1/22(日)

今日も外に出なかった。

 

 

1/23(月)

堀江敏幸『河岸忘日抄』(新潮文庫 2008.5)を買った。

 

 

1/24(火)

通所62日目。

 

 

1/25(水)

通所63日目。

 

 

1/26(木)

通所64日目。

 

 

1/27(金)

通所65日目。

 

 

1/28(土)

何を捨てればいい

 

 

1/29(日)

徳田秋声『あらくれ』(新潮文庫 1949.10)

遠藤周作『留学』(新潮文庫 1968.9)

川端康成『掌の小説』(旺文社文庫 1969.12)

福永武彦『愛の試み』(新潮文庫 1975.5)

辻井喬『彷徨の季節の中で』(新潮文庫 1989.4)

倉橋由美子『夢の通い路』(講談社文庫 1993.11)

小川一水『天冥の標Ⅰ  メニー・メニー・シープ(上)』(ハヤカワ文庫JA 2009.9)

小川一水『天冥の標Ⅰ  メニー・メニー・シープ(下)』(ハヤカワ文庫JA 2009.9)

小川一水『天冥の標Ⅱ  救世群』(ハヤカワ文庫JA 2010.3)

小川一水『天冥の標Ⅲ  アウレーリア一統』(ハヤカワ文庫JA 2010.7)

小川一水『天冥の標Ⅴ  羊と猿と百掬の銀河』(ハヤカワ文庫JA 2011.11)

スタンダールパルムの僧院(上)』(生島遼一岩波文庫 1952.5)

スタンダールパルムの僧院(下)』(生島遼一岩波文庫 1952.6)

・ジッド『未完の告白』(新庄嘉章訳 新潮文庫 1952.8)

・『サキ短篇集』(中村能三訳 新潮文庫 1958.2)

・マッカラーズ『夏の黄昏』(加島祥造訳 福武文庫 1990.11)

カポーティ『草の竪琴』(大澤薫訳 新潮文庫 1993.3)

を買った。

 

 

1/30(月)

気分が悪い。

 

 

1/31(火)

通所66日目。

 

 

2/1(水)

通所67日目。

 

 

2/2(木)

グカ・ハン『砂漠が街に入りこんだ日』(原正人訳 リトルモア 2020.8)を買った。

 

 

2/3(金)

通所68日目。

 


2/3(金)

中村佐喜子『ロレンスを愛した女たち』(中村佐喜子訳 中公文庫 1993.12)を買った。

 

 

2/4(土)

外に出なかった。

 

 

2/5(日)

今日も外に出なかった。

 

 

2/6(月)

私には友人が、恋人がいた。それは夢だった。

(アンナ・カヴァンアサイラム・ピース』)

 

 

2/7(火)

通所69日目。

 

 

2/8(水)

通所70日目。

 

 

2/9(木)

アルベール・カミュ『太陽の讃歌  カミュの手帖1』(高畠正明訳 新潮文庫 1974.11)

アゴタ・クリストフ『ふたりの証拠』(堀茂樹訳 ハヤカワepi文庫 2001.11)

アゴタ・クリストフ『第三の噓』(堀茂樹訳 ハヤカワepi文庫 2002.3)

・伊藤浩子『数千の暁と数万の宵闇と』(思潮社 2020.10)

を買った。


平出隆葉書でドナルド・エヴァンズに』(講談社文芸文庫 2021.4)を借りた。

 

 

2/10(金)

通所71日目。

 

 

2/11(土)

見えない世界を断ち切ろうとする意志に、ぼくは欠けているようです。

(平出隆葉書でドナルド・エヴァンズに講談社文芸文庫 p57)

 

あなたは、あなたがつくりだしたもう一人のあなたに、いつか歳月をへてかさなりあう、ということを考えなかったでしょうか。

(p58)

 


書くことしか自分には残されていないのだとの危機感と、書いて本当に救われるこの身であるのかとの思いの狭間に浮かぶ冴えた空白を埋めてくれるものが、幻の手の出現にほかならなかった。

(堀江敏幸『書かれる手』講談社文芸文庫 p14)

 

 

2/12(日)

ただ一人の、それも既に沒している人間の為に、その人間の母語を習得する試みほど、純粋で、狂っている愛を知らない。

 

 

2/13(月)

ひとたび失なわれた楽しみは、何かで代替されることはなく、永久に失なわれたままである。ほかの楽しみを見つけても、それは何の代わりにもならない。〈楽しみに進歩はない〉のだ。変化しかないのである。

(ロラン・バルトロラン・バルトによるロラン・バルト石川美子みすず書房 p59-60)

 

 

2/14(火)

通所72日目。

 

 

2/15(水)

通所73日目。

 

 

2/16(木)

清岡卓行アカシヤの大連』(講談社文芸文庫 1988.1)を見つけ、おお、と思い手にとった。手持ちが足りず、装幀を眺めるにとどめた。代わりに日野啓三砂丘が動くように』(中公文庫 1990.3)、福永武彦『告別』(講談社文芸文庫 1990.6)を買った。併せて二百円にも満たない。

 

日が延びている。季節の移ろいを思う。

 

 

2/17(金)

通所74日目。

 

頼ろうと思える大人がいて、自分の傲慢さを恥じた。

 

 

2/18(土)

祖母に会った

 

 

2/18(土)

吉行淳之介篠山紀信ヴェニス  光と影』(新潮文庫 1990.8)を買った。

 

 

2/19(日)

いくら寝ても寝た気がしない

 

 

2/20(月)

三島由紀夫『真夏の死  新版』(新潮文庫 2020.11)を買った。

 

 

2/21(火)

通所75日目。

 

 

2/21(火)

多くの紙を破り捨て、様々な物を失くし、愛情を捨てるうちに、人生は軽くなっていく。雨に濡れた中庭の赤い敷石を見ても、もはや心を慰められることはなく、あったとしても、それは単なる心地よさにすぎない。秋の空を映す窓ガラスや壊れた銅像に心を動かされることもなく、動かされたとしても、それは単なる心地よさにすぎない。人は数字のようになり、外見でしか区別できなくなる。忌まわしいえり好みは心から消える。

(シルビナ・オカンポ『復讐の女/招かれた女たち』寺尾隆吉訳 幻戯書房 p19)


「君と僕の運命を複雑にもつれさせ、君が僕の振る舞いに軽蔑と拒絶を覚えるよう、君が僕を見放すよう仕向けたいのに、僕にはなぜその勇気がないのだろう?」

(p20)


まるで持ち物のようにあなたを愛していたけれど、人を所有することなんてできない、何であれ物を所有するなんて空しい苦痛にすぎない、それが私にはわかっていなかった。

(p20)


他の人と私を繋ぎとめる絆さえ忘れてしまえば、死はたやすいものだ。

(p22)


罪の意識もなく、ごく自然に自殺まで至るには、生活を豊かにするものすべてを捨てねばならなかった。

(p23)

 

 

2/22(水)

通所76日目。

 

 

2/23(木)

通所77日目。

 

 

2/24(金)

通所78日目。

 

 

2/25(土)

「運命がなくても人は生きていける」

(シルビナ・オカンポ『復讐の女/招かれた女たち』寺尾隆吉訳 幻戯書房 p80)

 

 

2/26(日)

夢を三つ見た。嫌な夢と、嫌な夢と、嫌な夢。

 

 

2/27(月)

「孤独が欲しい、特徴のない顔を千以上も備えた孤独が欲しい」

(シルビナ・オカンポ『復讐の女/招かれた女たち』寺尾隆吉訳 幻戯書房 p106)

 

 

2/28(火)

通所79日目。

 


2/28(火)

ホセ・レサマ=リマ『パラディーソ』(旦敬介訳 国書刊行会 2022.9)を借りた。 


・『消失  ポール・オースター詩集』(飯野友幸思潮社)

ポール・オースター鍵のかかった部屋』(柴田元幸白水Uブックス 1993.10)

三島由紀夫『夜告げ鳥  初期作品集』(平凡社 2020.1)

三島由紀夫『岬にての物語  改版』(新潮文庫 2005.12)

ヴァジニア・ウルフ『波』(鈴木幸夫訳 角川文庫 1954.6)

酒見賢一『分解』(ちくま文庫 2010.2)

を買った。