ph1los0phy

灰色の記憶

日記 7/23-7/29

7/23(金)

レーヴィの詩がまた読みたい。



7/24(土)

メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』(新潮文庫)を買った。



7/25(日)

ランボー『地獄の季節』を読んでいた。



7/26(月)

ニーチェの『善悪の彼岸』探してるけど、見つからないな。


ブッツァーティの短篇集も欲しい。



7/27(火)

一つ楽しみができた。うれしい。秋まで生きます。



7/28(水)

「倫理観なんてさ、いいものみたいに言うけど、使いようによっては人間を線引きしすぎるものだから」

(島本理生『イノセント』)


「なんでも正直に話すことだけが、誠実さじゃないと思う」

(島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』)


「俺、どんなに小さいことでも、相手の意見はちゃんと尊重しなきゃいけないんだって気付いたから」

(島本理生『あなたの呼吸が止まるまで』)



7/29(木) その1

「最後は正義が勝つ」だって?当たり前でしょう。正義の敵は、また別の正義なんだから。



7/29(木) その2

ジュリアン・グラック『陰欝な美青年』を借りた。『シルトの岸辺』、欲しいんだけどな…


ラディゲ『肉体の悪魔』(光文社古典新訳文庫)、アポリネール『一万一千の鞭』(河出文庫)、ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』(創元SF文庫)を買った。『トリフィド時代』買えたから満足です。


クラーク『幼年期の終わり』、ジョゼ・サラマーゴ『白の闇』も欲しい。























暑い、ね。からだ大事に、ね。

日記 7/16-7/22

7/16(金)

あなたは
幸せだったのだらうか

幸せでも 不幸せでも
なかったのだらうか

何だったのだらう この日々
あなたの"一生"にとって

答へは ない
白い天井 それだけ

(吉原幸子『天井』)



7/17(土)

暑い。


本屋を転々としていた。



7/18(日)

誰にでも優しいことは悪いことなのか?断罪されるべきことなのか?



7/19(月)

図書館に。



7/20(火)

オルダス・ハクスリーすばらしい新世界』(ハヤカワepi文庫)を買った。



7/21(水)

何度でも思い出す。会えないなら、思い出すしかないから。



7/22(木)

答えになりたい
誰かのための、答えになりたい
それだけなんだ

(mao sasagawa/ 美術品)































生きた証なんて残さないので、時々思い出してください。思い出だけが本当なので。

日記 7/9-7/15

7/9(金)

好きな詩人、高見順の詩を読んでいたら辛くなってしまった。詩集、買おうかな。


蹴らないでくれ
眠らせてほしい
もうここで
ただひたすら
眠らせてくれ

(高見順『小石』)


死ぬことができず、積極的に生きることもできない。そういう人間は掃いて捨てるほどいるだろう。私も例に漏れず、その一人なんだ。


強くなったと勘違いしている人間が嫌いだ。他人に強くなれと強いる人間が嫌いだ。


まだ誰かと関わろうとしている自分が嫌いだ。


窒息しそうだ。


矛盾だらけだ。


失敗ばかりだ。


自分にさえも期待しない。できない。


瓦解していく。


飽和していく。


静かな、静かな場所にいきたい。



7/10(土)

「時だけが救ひだね、時が人間のどんな深い傷手でも癒やしてくれる」
「その時が……」
彼女は脅へたやうな眼つきをして答へた。
「いちばんこはいわ。時があたしたちを、どんな不幸につき落すかもしれないんですもの」

(中村地平『悪夢』)



7/11(日)

三島が読みたい。



7/12(月)

約束してくれないかな、いま俺が言ったことを一言も信じないって。

(レアード・ハント
インディアナインディアナ』)


生きていると言葉なんかじゃ救われない事ばかりだ。ただその時に寄り添ってくれる人がひとりいれば、言葉なんておしまいでいい。

(燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』)



7/13(火)

図書館にいった。マーガレット・アトウッド『オリクスとクレイク』、エリザベス・ムーン『くらやみの速さはどれくらい』があった。


シオドア・スタージョン『ヴィーナス・プラスX』だけ借りた。



7/14(水)

精神疾患の本を読んでいた。



7/15(木)

病院に。セディールという薬を新しく出された。


三秋縋『いたいのいたいの、とんでゆけ』(メディアワークス文庫)を買った。


飛浩隆の小説が読みたい。


佐藤究も読みたいなあ。

日記 7/2-7/8

7/2(金)

裏切られた、というのは身勝手な言葉だと思う。互いが互いを認知していて、信じ合っているのならともかく、一方的に自分が信じているだけなのに、傷ついたとか、失望したとか、裏切られたなんて言葉を並べて、責任を他者に転嫁するのは、可笑しいと思う。失望したくなければ、最初から期待しなければいいだけの話だ。勝手に行っていることなのだから、見返りなど微塵も期待してはいけない。


ずっと、なんてないんだから、ないんだからさ。


/
死のあらゆる場合を考へ続けることが習慣になると、私の生活は生命へよりも、死の方へ近づいて行つた。

(葉山嘉樹氷雨』)



7/3(土)

人間が理解できるのは、脳のとりうる配置のごくごく一部であるにすぎない。自分の慣れ親しんだ状態を正気と、理解できない状態を狂気と大雑把に呼んで満足している。狂気という語の存在は、脳には理解の不可能な状態があることを示すだけであるのに。脳そのものには狂気という状態はなく、ただ物質として乱れるだけだ。狂気とは、見る者の側の頭が勝手に認定する状態だ。

(伊藤計劃×円城塔屍者の帝国』)


/
カフカの誕生日だった。カフカ、好きなんです。



7/4(日)

あたりまえの生活をしているのである。かくべつ報告したいこともないのである。

(太宰治『一日の労苦』)


/
不意に思い出しては苦しくなる。でも、苦しくなるからといって、忘れたいわけじゃないから、別にいいんだよ。笑ってくれ。



7/5(月)

祖母に会った。多分4ヶ月ぶりだと思う。また会いにいきたい。


好意を踏みにじるような真似はしたくない。


死ぬことは怖くないけど、いつ死ぬのかわからないのは怖い。死ぬ動機の一つにあると思う。


何もできなくても、一日一日を乗り越えていきたい。やり過ごすのではなく、乗り越える。



7/6(火)

図書館に。


リラダン未来のイヴ』が気になってるけど、文庫で1980円!ひー。でもいずれ買います。


/
一つの誤解もない人生なんて、ないよ。最悪、全部誤解かもしれないんだから。


いや、最悪かどうかは、本人次第だね。


/
老いて生きるということは醜いことだ。自分は少年の時、二十七、八歳まで生きていて、三十歳になったら死のうと思った。だがいよいよ三十歳になったら、せめて四十歳までは生きたいと思った。

(萩原朔太郎『老年と人生』)



7/7(水)

わたしはある譃つきを知っていた。彼女は誰よりも幸福だった。が、余りに譃の巧みだったためにほんとうのことを話している時さえ譃をついているとしか思われなかった。それだけは確かに誰の目にも彼女の悲劇に違いなかった。

(芥川龍之介侏儒の言葉』)



7/8(木)

伊藤計劃×円城塔屍者の帝国』読了。難しい上に頁数が多かったけど、面白かった。


「あんたは、生命とはなんだと思う」
笑い飛ばされるかと思ったが、振り返ったバーナビーは不思議そうな顔で淡々と告げた。
「性交渉によって感染する致死性の病」

(本文より抜粋)


虐殺器官』も読まないとな。







メモ

・虫けらの群霊(未知谷)
/パウル・シェーアバルト

永久機関(作品社)
/パウル・シェーアバルト

・トーテンアウベルク 屍かさなる緑の山野(三元社)
/エルフリーデ・イェリネク

・チェスの話(みすず書房)
/シュテファン・ツヴァイク

・ナレンブルク 運命に弄ばれた人々の城(林道舎)
/シュティフター

・ブレックヴァルトが死んだ(未知谷)
/ハンス・エーリヒ・ノサック

・性の夜想曲(風濤社)
/ヴィーチェスラフ・ネズヴァル、インジフ・シュティルスキー

・蛇の言葉を話した男(河出書房新社)
/アンドルス・キヴィラフク

・吸血女の恋(社会思想社)
/ゴーチェ

・エペペ(恒文社)
/カリンティ・フェレンツ

琥珀の町(国書刊行会)
/私市保彦

・マルペルチュイ(国書刊行会)
/ジャン・レー、ジョン・フランダース

・いにしえの魔術(アトリエサード)
/アルジャーノン・ブラックウッド

・塔の中の部屋(アトリエサード)
/E.F.ベンスン

・天使の狂詩曲(未知谷)
/澤井繁男

・月とハーモニカ(審美社)
/田中芳子

・影を買う店(河出書房新社)
/皆川博子

・オトラント城(研究社)
/ホレス・ウォルポール

・雲(東京創元社)
/エリック・マコーマック

・言葉人形(東京創元社)
/ジェフリー・フォード

・十四番線上のハレルヤ(国書刊行会)
/大濱普美子

・骨なしオデュッセイア(幻戯書房)
/野村喜和夫

・火の書(国書刊行会)
/ステファン・グラビンスキ

・迷宮の飛翔(河出書房新社)
/蜷川泰司

・少女ヴァレリエと不思議な一週間(風濤社)
/ヴィーチェスラフ・ネズヴァル

・愛しのグレンダ(岩波書店)
/フリオ・コルタサル

・ロンリー・ハーツ・キラー(中央公論新社)
/星野智幸

・ムントゥリャサ通りで(法政大学出版局)
/ミルチャ・エリアーデ

・模型夜想曲(アーティストハウス)
/白鳥賢司

・夜の体験(パロル舎)
/マルセル・ベアリュ

・幻想薔薇都市(岩波書店)
/加藤周一

・シャンボールの階段(早川書房)
/パスカルキニャール

・夜を浚う(鳥影社)
/森昌文

・罪喰い(小学館)
/赤江瀑

・スペードのクイーン/ベールキン物語(光文社古典新訳文庫)
/プーシキン

・くらやみざか 闇の絵巻(西村書店)
/天沼春樹

・口のなかの小鳥たち(東宣出版)
/サマンタ・シュウェブリン

・雷の子(編集工房ノア)
/島京子

・放浪者メルモス(国書刊行会)
/C.R.マチューリン

・泡沫夢幻(未知谷)
/石原悟

日記 6/25-7/1

6/25(金)

何の為に本を読んでいるのかわからない。別に理由なんていらないよ。


/
海の遠くに鳥が……、雨に椿の花が堕ちた。鳥籠に春が、春が鳥のいない鳥籠に。

約束はみんな壊れたね。

海には雲が、ね、雲には地球が、映つてゐるね。

空には階段があるね。

今日記憶の旗が落ちて、大きな川のやうに、私は人と訣れよう。床に私の足跡が、足跡に微かな塵が……、ああ哀れな私よ。

僕は、さあ僕よ、僕は遠い旅に出ようね。

(三好達治『Enfance finie』)


/
きょうも詩を書いた。



6/26(土)

たとえ僕がこの世から消え去っても、花は美しく咲くでしょう、月も綺麗に輝くでしょう。それが、この世界の本質です。

(上田早夕里『眼神』)


本物ではない、だが、偽物でもない。そこに価値を見出せるのは、私たちが人間であるからだ。

(上田早夕里『楽園(パラディスス)』)


「償いだと考えることすら、僕には人類の傲慢に思えるよ」

(上田早夕里『アステロイド・ツリーの彼方へ』)



6/27(日)

世界は彼にとっては恐怖と苦悶に鎖されていた。が、その向側に夢みる世界だけが甘く清らかに澄んでいた。

(原民喜『苦しく美しき夏』)


どんな残酷な真実でもいいから、私は自分の真実が知りたかった。

(村田沙耶香『消滅世界』)



6/28(月)

「だから、安心な発情なんてないのよ。人間はどんどん進化して、魂の形も本能も変わってるの。完成された動物なんてこの世にいないんだから、完成された本能も存在しないのよ。誰でも、進化の途中の動物なの。だから世界と符合していようが、いまいが、偶然にすぎなくて、次の瞬間には何が正しいとされるかなんてわからなくなっているのよ」
「……」
「私たちは進化の瞬間なの。いつでも、途中なのよ」
「……わからない。じゃあ、人間はいつ完成するの?」
「いつまでも完成しないのよ。クロマニヨン人だったころはそれが完成だと思われてただろうし、アウストラロピテクスだったときもそう。頭がい骨の形も、臓器の形も、手足の長さも、どんどん変わっているの。それに付随する、魂やら脳やらなんて、もっと容易く変化しているわ。正しさなんてものはね、幻影なの。追いかけてもしょうがないと思うわよ」

(村田沙耶香『消滅世界』)


正常ほど不気味な発狂はない。だって、狂っているのに、こんなにも正しいのだから。

(村田沙耶香『消滅世界』)


「お母さんは洗脳されていないの?洗脳されてない脳なんて、この世の中に存在するの?どうせなら、その世界に一番適した狂い方で、発狂するのがいちばん楽なのに」

(村田沙耶香『消滅世界』)


「どの世界に行っても、完璧に正常な自分のことを考えると、おかしくなりそうなの。世界で一番恐ろしい発狂は、正常だわ。そう思わない?」

(村田沙耶香『消滅世界』)


「お母さん、私、怖いの。どこまでも"正常"が追いかけてくるの。ちゃんと異常でいたいのに。どこまでも追って来て、私はどの世界でも正常な私になってしまうの」

(村田沙耶香『消滅世界』)


こんなにも悲しい、こんなにも悲しいのか、……何が?冷え冷えとした真暗な底に突落されてゆく感覚が彼の身うちに喰い込んで来る。こんなにも悲しい、こんなにも悲しいのか、何が……?この訳のわからぬ感傷は今かぎりのものなのだろうか、やがて別の日が訪れてくれば消え失せてしまうのだろうか……

(原民喜『美しき死の岸に』)



6/29(火)

頭が痛い。


小川洋子『海』(新潮文庫)、『最果てアーケード』(講談社文庫)、中山可穂サグラダ・ファミリア[聖家族]』(新潮文庫)、川上弘美『なんとなくな日々』(新潮文庫)、斜線堂有紀『私が大好きな小説家を殺すまで』(メディアワークス文庫)、シモーヌ・ヴェイユ重力と恩寵』(ちくま学芸文庫)を買った。


図書館に。伊藤計劃×円城塔屍者の帝国』(河出書房新社)を借りた。


/
悪が侵すのは、善ではない。善は、侵すことができないものだからである。ただ、堕落した善が侵されるにすぎない。

(シモーヌ・ヴェイユ重力と恩寵』)


だれかがわたしたちに加えてくる悪を、わたしたちが果たした悪から救い出してくれるものとして受けとること。
本当に救いになるのは、自分で自分に背負いこむ苦しみではなく、外部から加えられる苦しみである。しかも、その苦しみが、不法なものであることすらが必要なのだ。不法に罪をおかしたというのに、正当に苦しむというだけではたりない。不法さを堪え忍ばねばならない。

(シモーヌ・ヴェイユ重力と恩寵』)


人を傷つける行為は、自分の中にある堕落を他人に転嫁することである。だからこそ、まるでそうすれば救われるかのように、そういう行為に走りがちなのだ。

(シモーヌ・ヴェイユ重力と恩寵』)


だれかが、わたしに害を加えてくるとしても、その害悪のためにわたしが堕落しないようにとねがい求めよう。それは、わたしを痛めつける人への愛のためであり、その人が実際にはどんな害も与えなかったということになるためである。

(シモーヌ・ヴェイユ重力と恩寵』)


どうしたら、この世界に悪がなくなるだろうか。世界がわたしたちの欲望とはなんのかかわりもないものとならなければならない。もしそうなって、その上悪を含まないとすれば、わたしたちの欲望がまったく悪そのものとなるであろう。そんなことがあってはならない。

(シモーヌ・ヴェイユ重力と恩寵』)



6/30(水)

何かしら自分というものが限りなく不憫でならかったのだ。自分をかばっていてくれるものが、この広い広い世界に誰一人ないように思われて淋しかったのである。ほんとに自分の命だって自分がちょっとでも油断しようものなら、どんなことになってしまうかわからないように思われて怖ろしく、そして哀れでならなかった。

(相馬泰三『六月』)


僕は風と花と雲と小鳥をうたつてゐればたのしかつた。詩はそれをいやがつてゐた。

(立原道造『詩は』)


嘘をつく人間は、無駄な嘘まで意識の奥でざわめく。それぞれに発芽した嘘が、僕から独立し、自ら表に出ようと騒ぐように。僕はそれらの一つを口に出すことで実現し、その嘘そのものに媚びたような感覚を覚える。

(中村文則『その先の道に消える』)



7/1(木)

ああ、ずっと寝てしまっていた。身体が、動かないんだよ。頭も、靄がかかってるみたいだし。とにかく、懈いよ。梅雨だからね。


まあ、まずは半年、お疲れ様でした。残り半年、生き延びられるか、見ものですね。はは、よろしくお願いします。








メモ

・蜂工場(Pヴァイン)
/イアン・バンクス

・虚構の男(国書刊行会)
/L・P・デイヴィス

・人形つくり(国書刊行会)
/サーバン

パッサカリア(水声社)
/ロベール・パンジェ

・水と礫(河出書房新社)
/藤原無雨

・密やかな結晶(講談社)
/小川洋子

・テスカトリポカ(KADOKAWA)
/佐藤究

・クオリティランド(河出書房新社)
/マルク=ウヴェ・クリング

・エレホン(新潮社)
/サミュエル・バトラー

・失われた時(風濤社)
/グザヴィエ・フォルヌレ

・環(水声社)
/ジャック・ルーボー

ブヴァールとペキュシェ(作品社)
/ギュスターヴ・フローベール

・蝶を飼う男(国書刊行会)
/シャルル・バルバラ

マルティニーク島 蛇使いの女(エディション・イレーヌ)
/アンドレ・ブルトン

・パリのサタン(風濤社)
/エルネスト・ド・ジャンジャンバック

・黒いダイヤモンド(文遊社)
/ジュール・ヴェルヌ

・秘められた生(水声社)
/パスカルキニャール

・大いなる酒宴(風濤社)
/ルネ・ドーマル

・判決(みすず書房)
/ジャン・ジュネ

・赤外線(水声社)
/ナンシー・ヒューストン

・帰還の謎(藤原書店)
/ダニー・ラフェリエール

ムッシュー・アンチピリンの宣言 ダダ宣言集(光文社古典新訳文庫)
/トリスタン・ツァラ

・愛の叙事詩 パルダイヤン物語(春風社)
/ミシェル・ゼヴァコ

・おしゃべり/子供部屋(水声社)
/ルイ=ルネ・デ・フォレ

・バビロン・ベイビーズ(太田出版)
/モーリス・G.ダンテック

・アミナダブ(書肆心水)
/モーリス・ブランショ

・壁抜け男(早川書房)
/マルセル・エイメ

・炎のなかの絵(早川書房)
/ジョン・コリア

・淡い焔(作品社)
/ウラジーミル・ナボコフ

・犬の心臓(河出書房新社)
/ミハイル・A.ブルガーコフ

・慈悲の聖母病棟(成文社)
/イヴァン・ツァンカル

日記 6/18-6/24

6/18(金)

斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫)読了。

「でもね、淘汰かどうかはそもそも問題じゃないんだよ。人間は多様性で進化してきた生き物なんだ。そんな生物が理由をつけて淘汰される仕組みなんかそもそも作るべきじゃないんだから。誰が生きるべきで誰が死ぬべきかを選別すべきじゃない。誰かを選ぶくらいならいっそのこと人間なんか絶滅すればいいんだ」

(本文より抜粋)


ジョージ・オーウェル『一九八四年』(ハヤカワepi文庫)、ウィリアム・ギブスンニューロマンサー』(ハヤカワ文庫SF)を買った。両方とも気になっていたから買えてよかった。



6/19(土)

救うというのは、絶対善なのだろうか。



6/20(日)

最近は強烈な感情に襲われることがない。



6/21(月)

図書館にいった。気になっていた上田早夕里の小説を借りた。


高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』を買った。


/
それは優しさだとか、優しさじゃないとか、私なら人に言えないです。悲しくなるから。


/
誰にも何も打ち明けずに死ぬことを思う。死んだ人を思う。死んだ後で私に何かできたのかななんて思うのは遅いよ。死んでるんだから。


弱さと強さって、同じじゃないのかな。



6/22(火)

二日つづけて外に出ても大丈夫な体力が欲しい…



6/23(水)

過ぎたことを悔やんでもしかたがない、と人は言う。失ったものを嘆いてもどうしようもない。忘れてしまえ、と。でもそれは、過ぎたことや失ったものに対して礼儀を欠いた態度であるように僕には思える。かつて優しく微笑みかけてくれた幸福の予感に、後ろ足で砂をかける行為のように思える。

(三秋縋『君の話』)



6/24(木)

幸福も不幸も心ありきだ。

人間にとっての、それらは。

心より大切なものはあるだろうか。

いまのところは、ないとしかいえない。

希望をいえば、あってほしくない。

言葉をわすれても、それが残れば。

それさえ残れば。



_____

読みたい本リスト

・少女の国(ステュディオ・パラボリカ)
/今井キラ

・うつくしい繭(講談社)
/櫻木みわ

・小説8050(新潮社)
/林真理子

・ほろびぬ姫(新潮社)
/井上荒野

残虐記(新潮社)
/桐野夏生

残穢(新潮社)
/小野不由美

・海(新潮社)
/小川洋子

・消滅世界(河出書房新社)
/村田沙耶香

・夢みる葦笛(光文社)
/上田早夕里

・彼らは世界にはなればなれに立っている(KADOKAWA)
/太田愛

・緋の河(新潮社)
/桜木紫乃

・しゃぼん玉(新潮社)
/乃南アサ

・天体議会(河出書房新社)
/長野まゆみ

アベラシオン(講談社)
/篠田真由美

・息吹(早川書房)
/テッド・チャン

・夜のサーカス(早川書房)
/エリン・モーゲンスターン

・オリクスとクレイク(早川書房)
/マーガレット・アトウッド

・インディゴ(国書刊行会)
/クレメンス・J.ゼッツ

・海の鎖(国書刊行会)
/ガードナー・R・ドゾワ

・限りなき夏(国書刊行会)
/クリストファー・プリースト

・ヴィーナス・プラスX(国書刊行会)
/シオドア・スタージョン

・奇跡なす者たち(国書刊行会)
/ジャック・ヴァンス

・アジアの岸辺(国書刊行会)
/トマス・M.ディッシュ

・ドリフトグラス(国書刊行会)
/サミュエル・R.ディレイニー

インディアナインディアナ(朝日新聞社)
/レアード・ハント

ストーナー(作品社)
/ジョン・ウィリアムズ

・火を熾す(スイッチ・パブリッシング)
/ジャック・ロンドン

・冬の犬(新潮社)
/アリステア・マクラウド

ネクロフィリア(国書刊行会)
/ガブリエル・ヴィットコップ

・人類滅亡小説(幻冬舎)
/山田宗樹

・薬を食う女たち(河出書房新社)
/五所純子
・チャパーエフと空虚(群像社)
/ヴィクトル・ペレーヴィン

・永遠のアダム(文遊社)
/ジュール・ヴェルヌ

翡翠城市(早川書房)
/フォンダ・リー

・不思議の森のアリス(論創社)
/リチャード・マシスン

・ジュリアとバズーカ(文遊社)
/アンナ・カヴァン

日記 6/11-6/17

6/11(金)

ダンテ『神曲 地獄篇』(河出文庫)を買った。
これで三部揃ったー!少しずつ読みます…。


6/12(土)

ずっと家にいた。何にも身が入らなかった。



6/13(日)

アゴタ・クリストフ『どちらでもいい』(早川書房)を読んだ。25の短篇で構成されている。「運命の輪」、「夜盗」がよかった。


図書館にいった。中村文則の小説を借りた。


ペソアの誕生日だった。


私が自分のためにだけ書いているこの日記があまりに作為的と思う人も多いかもしれない。しかし、作為性が私にとっては自然なのだ。それに、自分の精神生活についてのこれらのノートをつけるのに細心の注意を払わないとしたら、気晴らしにならないではないか。もっとも、細心の注意など払っていないのだ。金銀細工を扱う程度の細心さでこれらを掻き集めているにすぎない。
私は、外の世界が内的現実であるような人間だ。私はそれを形而上学的に感じるのではなく、ひとが現実的なものを捉える通常の感覚で感じる。
昨日の軽薄さが今日は永遠の郷愁となり、私の生を苛むのだ。

(フェルナンド・ペソア『不穏の書、断章』)



6/14(月)

関わりのある人を大切にしたいと思いました。



6/15(火)

新宿に来ました。3ヶ月ぶりかな。


人と会いました。私は話下手なので相槌を打ってばかりでした。


帰りがけ、紀伊國屋に寄りました。おすすめされた本を買いました。おすすめしたりされたり、本の話が少しできて嬉しかったです。


きょうの日も私にとっては大切な一日になりました。またお会いできたら嬉しいです。



6/16(水)

雨が降っていたけど外に出た。本屋と古本屋を行ったり来たりしていた。


帰ってからは頭が痛くて、ほとんど何もしていない。


眠剤飲んでも寝つきが悪いので困っています。



6/17(木)

午前は病院に。1時間もかからなかったので、やっぱり午前に来た方がいいなと思いました。面白い本があったら教えて欲しいと言われたので、次回までに選んでおきます。


午後は本を読んで過ごしていました。


あまりSNSを見ないようにしています。個人的に好きな人と、会ったことがある人だけ追っています。陰ながら見守っています。


気になる本をまとめておきます。


・2(メディアワークス文庫)
/野崎まど

・天使(国書刊行会)
/須永朝彦

・廃墟の眺め(烏有書林)
/吉行淳之介

・紫苑物語(講談社文芸文庫)
/石川淳

・結晶世界(創元SF文庫)
/J. G.バラード

・結ぶ(創元推理文庫)
/皆川博子

赤朽葉家の伝説(創元推理文庫)
/桜庭一樹

・都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト(P+D BOOKS)
/澁澤龍彥

・くらやみの速さはどれくらい(ハヤカワ文庫SF)
/エリザベス・ムーン

・ストーカー(ハヤカワ文庫SF)
/アルカジイ・ストルガツキー
ボリス・ストルガツキー

・太陽の黄金の林檎(ハヤカワ文庫SF)
/レイ・ブラッドベリ

・ ゴッド・ガン(ハヤカワ文庫SF)
/バリントン・J・ベイリー

鋼鉄都市(ハヤカワ文庫SF)
/アイザック・アシモフ

・しあわせの理由(ハヤカワ文庫SF)
/グレッグ・イーガン

ニューロマンサー(ハヤカワ文庫SF)
/ウィリアム・ギブスン

幼年期の終わり(ハヤカワ文庫SF)
/アーサー・C・クラーク

・地球の長い午後(ハヤカワ文庫SF)
/ブライアン・オールディス