ph1los0phy

灰色の記憶

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日記 7/23-7/29

7/23(土)・古井由吉『白髪の唄』(新潮文庫 1999.10)・古井由吉『楽天記』(新潮文庫 1995.11)・古井由吉『この道』(講談社文庫 2022.2)・塚本邦雄『十二神将変』(河出文庫 2022.1)・宇佐見りん『かか』(河出文庫 2022.4)を買った。 ・ステファン・グラビンス…

日記 7/16-7/22

7/16(土)自分が年を取っていくということが亡くなった人へ供養になるというような感じ方は、あるものかしら、などと考えたりした。(古井由吉「枯木の林」) 人生は間違いの連続で、それによって我々は究極の真実、唯一の真実へと導かれるのだ。(ロベルト・ボ…

日記 7/9-7/15

7/9(土)なんら不足のない子供のころですら、私は死にたいと思った───苦労することに、なんらの意義も認められなかったので、すべてを放棄したかった。自分で求めもしなかった人間生活をつづけても、なにひとつ得るところがなく、なんらの実証も得られず、プ…

日記 7/2-7/8

7/2(土)ヘミングウェイの晩年を思っていた 7/3(日)ロレンス『チャタレイ夫人の恋人 完訳』(伊藤整訳、伊藤礼補訳 新潮文庫 1996.11)を買った。 完訳ではないのを前に買っていた。 7/4(月)「哀れな身寄りもない年寄りをなぐったりすると、ひどい罰が当たるぞ…

日記 6/25-7/1

6/25(土)人は法を作る瞬間から、法の外に置かれ、同時に法の保護から逃れる。かかる理由によって、なんらかの権力を行使する人間の命は、ごきぶりまたは毛虱の命ほどの値打ちももたない。(ミシェル・トゥルニエ『魔王(上)』植田祐次訳 みすず書房 p95) 悪と…