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灰色の記憶

日記 9/17-9/23

9/17(土) 池袋。人と会った。私をふくめて3人。水族館にいったり、パフェを食べたりした。とても楽しかった。また会おうね。 9/18(日) 雨。 9/19(月) 慢心によって疲弊するとともに、その慢心によって生かされていた。 (ナタリー・スコヴロネク『私にぴった…

日記 9/10-9/16

9/10(土) 葬儀2日目。 9/11(日) 23歳になった。 9/11(日) 私たちが鏡であるとは、私には鏡を見ることができないということだ。 (合田正人『フラグメンテ』法政大学出版局 p4) 9/12(月) 通話した。楽しかった。 9/13(火) 通所19日目。 9/13(火) ・マルセル・…

日記 9/3-9/9

9/3(土) 詩を書いた。 9/3(土) 私は青ざめる人々を見るなぜ?それは禁止されているからあなたがたは渇いているから (ヤン・ファーブル『わたしは血』(宇野邦一訳 書肆山田 p17) 血はみずからの歴史を書き直すだろうそして私は増殖するであろう (p33) 9/4(日)…

日記 8/27-9/2

8/27(土)友達と遊んだ。 8/28(日)すべてのものがますます等価になり、白い光に透過されていった。等価は、無差別ではない。むしろ限りない差異に等しい。(宇野邦一『〈兆候〉の哲学 思想のモチーフ26』青土社 p76-77) 8/29(月)・メアリー・チェンバレン『ダ…

日記 8/20-8/26

8/20(土)・古井由吉『東京物語考』(講談社文芸文庫 2021.5)・イェジー・コシンスキ『ペインティッド・バード』(西成彦訳 松籟社 2011.8)・ヘルタ・ミュラー『呼び出し』(小黒康正、高村俊典訳 三修社 2022.6)を借りた。 ・立原正秋『春の鐘(上)』(新潮文庫 1…

日記 8/13-8/19

8/13(土)眠る、眠ることだ、眠りのほかは無用 目覚めもいらぬ、夢もいらぬ。 風と寄せて身に触れる何やらの かすかな記憶すら知らぬ。 まして、溢れる生がこの静まりの中へ 響き降りて来ようものなら いよいよ深く身を包みこみ いよいよ固く目を閉ざすまでだ…

日記 8/6-8/12

8/6(土)通い馴れた道であれば見馴れているのに不思議はないものを、一瞬、見馴れたという以上の、既視感に苦しむようだった。(古井由吉「道から逸れて」) 空間の自然らしさも、人が居たり立ったり動いていればこそ、その目に刻々と保たれているものらしい。(…

日記 7/30-8/5

7/30(土)現実の孤独においては、錯覚だけが信者に応えるのだが、信者でない者に応えるのは不可解なものなのである。(ジョルジュ・バタイユ『有罪者 無神学大全』江澤健一郎訳 河出文庫 p31) 宇宙を笑うことで私の生は解放されていた。(p33) 激しい笑いが生じ…

日記 7/23-7/29

7/23(土)・古井由吉『白髪の唄』(新潮文庫 1999.10)・古井由吉『楽天記』(新潮文庫 1995.11)・古井由吉『この道』(講談社文庫 2022.2)・塚本邦雄『十二神将変』(河出文庫 2022.1)・宇佐見りん『かか』(河出文庫 2022.4)を買った。 ・ステファン・グラビンス…

日記 7/16-7/22

7/16(土)自分が年を取っていくということが亡くなった人へ供養になるというような感じ方は、あるものかしら、などと考えたりした。(古井由吉「枯木の林」) 人生は間違いの連続で、それによって我々は究極の真実、唯一の真実へと導かれるのだ。(ロベルト・ボ…

日記 7/9-7/15

7/9(土)なんら不足のない子供のころですら、私は死にたいと思った───苦労することに、なんらの意義も認められなかったので、すべてを放棄したかった。自分で求めもしなかった人間生活をつづけても、なにひとつ得るところがなく、なんらの実証も得られず、プ…

日記 7/2-7/8

7/2(土)ヘミングウェイの晩年を思っていた 7/3(日)ロレンス『チャタレイ夫人の恋人 完訳』(伊藤整訳、伊藤礼補訳 新潮文庫 1996.11)を買った。 完訳ではないのを前に買っていた。 7/4(月)「哀れな身寄りもない年寄りをなぐったりすると、ひどい罰が当たるぞ…

日記 6/25-7/1

6/25(土)人は法を作る瞬間から、法の外に置かれ、同時に法の保護から逃れる。かかる理由によって、なんらかの権力を行使する人間の命は、ごきぶりまたは毛虱の命ほどの値打ちももたない。(ミシェル・トゥルニエ『魔王(上)』植田祐次訳 みすず書房 p95) 悪と…

日記 6/18-6/24

6/18(土)忘れる 6/19(日)「記憶の園が砂漠化したら、誰もが手の内に残った最後の樹木や薔薇を震えるほど慈しむよ。どうか萎れてしまわないようにと、朝から晩まで水をやり、愛撫するんだ。覚えているよ、覚えているから、忘れたりするもんか、とね。」(オル…

日記 6/11-6/17

6/11(土)何回読んだか知れない「秋風記」を読んだ。今日は、つづけて、7回読んだ。 6/12(日)善人が愛するのは善人で、悪人が愛するのは悪人、本当にそうか? 6/12(日)ゴーゴリ『死せる魂』(東海晃久訳 河出書房新社 2016.9)を借りた。 ・ロレンス『チャタレ…

日記 6/4-6/10

6/4(土)悲しみだけが 人の世のさだめだとしたら 死によって限られる日々が 歎きの雲で 覆いつくされるとしたら 人間に授けられた この呼吸はむなしいだろう(ルイス・キャロル「孤独」) 6/5(日)詩を書いている 6/6(月)あなたの想像と私の現実が重なった時、あ…

日記 5/28-6/3

5/28(土)「愛してくれるなら愛してあげる」これは論外である。殊に、親が子に対してそのように思っているなら、本当に救いようがない。愛は物々交換ではないのだ。愛は、仮言命法であってはならない。愛されているかどうかの一つの指標として、「自分がまだ…

日記 5/21-5/27

5/21(土)・ディディエ・フランク『他者のための一者 レヴィナスと意義』(米虫正巳、服部敬弘訳 法政大学出版局 2015.10)・神崎繁『内乱の政治哲学』(講談社 2017.10)・金原ひとみ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(ホーム社 2020.4)を借りた。 5/22(日)アガンベ…

日記 5/14-5/20

5/14(土)なにかを善だと認めたのなら、これを捕えようと欲すべきだ。そうせずにいるのはたんなる怯懦である。(シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと(下)』冨原眞弓訳 岩波文庫 p68) まがいの無限性を追い求めずにいられない刑罰。これは、地獄そのものである。(…

日記 5/7-5-13

5/7(土)置き換えができないものは真理ではない。同様に、視座によって外観を変えないものは実体をそなえた物質ではなく、実体を装っただまし絵にすぎない。(シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと(上)』冨原眞弓訳 岩波文庫 p98) 愛なき偶像崇拝、これ以上におぞ…

日記 4/30-5/6

4/30(土)『梶井基次郎全集』(ちくま文庫 1986.8)を買った。 4/30(土)僕は僕が苦しんでゐるのを人に見られることを恐れる。それなのに、自分の傷を自分の指で觸って見ずにゐられない負傷者の本能から、僕は僕を苦しませてゐるものをはつきりと知りたい欲望を…

日記 4/23-4/29

4/23(土)懐疑は独白と化した自己自身であり、「自分」も他者であるほかはないから、自己自身との対話である。(ハンナ・アーレント『思索日記 新装版Ⅰ 1950-1953』青木隆嘉訳 法政大学出版局 p498) 4/24(日)死にたい 4/25(月)理性によって決められたことは理…

日記 4/16-4/22

4/16(土)心情の倫理は、決して行為を判定することはなく、行為をもたらす意志だけを判定する。(ハンナ・アーレント『思索日記 新装版Ⅰ 1950-1953』青木隆嘉訳 法政大学出版局 p179) (モンテスキュー『法の精神』) 第一篇第三章「戦いの目的は勝利であり、勝…

10万円シミュレーション

10万円あったら10万円分の本を買うと思います 何を買うのか、シミュレーションしてみましょう 【ルール】・全集を除く(全一巻はok) で、とりあえずやってみましょう start ・関根正雄訳『旧約聖書』(教文館) ¥17600 ・『巴里幻想譯詩集』(国書刊行会) ¥825…

日記 4/9-4/15

4/9(土)3年前の今日、詩を書き始めた。 4/9(土)・シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと(上)』(訳:冨原眞弓 岩波文庫 2010.2)・シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと(下)』(訳:冨原真弓 岩波文庫 2010.8)・福永武彦『夜の三部作』(P+D BOOKS 2016.8)・倉橋由美子…

日記 4/2-4/8

4/2(土)(午前)梅崎春生「狂い凧」を読み了えた。「幻化」を準備した作品らしい。それも読んでみようと思う (午後)皮肉なもので、自由に敵対する者にかぎって、誰より自由を必要とする状況に陥ったりするものなのだ。 僕が耐えられなくなっているもの、それは…

日記 3/26-4/1

3/26(土)(午前)雨が降ったり歇んだりしている、外に出たらもう桜が咲いている場所もあった、雨の中の桜も悪くないなと思う (午後)何もしていない、雨が降っているなと思う、エリアーデの小説が読みたいなと思う、ウエルベック『ある島の可能性』が気になって…

日記 3/19-3/25

3/19(土)どうも調子が悪い 3/20(日)古井由吉『木犀の日 古井由吉自選短篇集』(講談社文芸文庫 1998.2)を買った。 周囲の人間を物狂わしい言行で悩ますのを避けるためなら、こうして蒼白くにこやかに生きるのが人間的な分別というものだ。にもかかわらず、こ…

日記 3/12-3/18

3/12(土)元気がない 自分を何かに譬えることがそれに対する冒涜のように思える 3/12(土)「おれにとっては救いか、しからずんば死が必要なのだ・・・・・・」 「おそらく、お前はそのどちらにもぶつかるだろう」(マルキ・ド・サド「ロドリゴあるいは呪縛の塔」) 3/1…

日記 3/5-3/11

3/5(土) 詩を書いた 3/6(日) 教養の低い階層出身者には近代芸術は無縁であるというのが一般の定説であるが、これはどうやら誤りである。まったくその正反対である。たとえなにが描かれているか見当がつかなくとも、そこにあるさまざまの形体の戯れや色彩の調…