ph1los0phy

灰色の記憶

2020-01-01から1年間の記事一覧

不連続日記 12/25-12/31

12/25(金) 天気:晴れ自分と同じような境遇にいる人を見かけると、好意的な感情を抱かずにはいられなくなる。その機序は単純で、「ああ、自分だけじゃなかったんだな」という安心感から来るものだろう。ただ、従来の孤独感がすこしばかり希釈されるだけで、…

不連続日記 11/21-12/24

11/21(土) 天気:晴れ人から教えてもらったお酒を買って飲んでみた。スミノフというお酒で、甘くて飲みやすかった。ジーマというお酒も教えてもらった。サン・テグジュペリの「夜間飛行」を買った。 11/24(火) 天気:くもり大学時代の友人に会った。何をして…

詩も日記もあなたとの会話も、全部遺書だから

今年の誕生日の翌日からちまちまと日記を書いていますが、なんとか続いています。2ヶ月続きました。一行でもいいや、と思いながらやってるとそんなに難しくないです。死にたいとか、ずっと寝てたとか、そんな短文でもれっきとした生活の一部ですから。読み返…

私はここにいる

私には背景主義な一面があるが故に、目に見えてわかるもの、いわゆる結果や事実だけを手放しに評価することに抵抗がある。したくないというより、できないのである。目に見えない部分にこそ心根を揺さぶるものがある、それこそ無根拠で身勝手な憶測だが、私…

9/12 ー 9/14

9/12(土)天気:雨のち雲り眠剤のお陰で熟睡できた。何をしようにも気力がなく、横になっているうちに午前が終わる。横になっていたらいつのまにか眠っていた。仮眠のつもりが過眠になり、束の間の自己嫌悪。15時2分。雨上がりの空に烏の鳴き声が響いていた。…

21

21になりました。 去年20になったとき、そこまでの感動はありませんでした。そこまでというより、全然ありませんでした。 その癖、まだ20歳の気分でいます。きっと、その気分は抜けきらずに、ずっと、20歳の頃の自分にしがみついているでしょう。 大人にも子…

夏の終りのカルテット

二週間に一度だけ図書館を訪れています。 単純に本の貸出期限が二週間だからです。 こういう期限というものは往々にして鬱陶しかったり、人を焦らせたりしますが、そこにまた来てもいいという口実にもなるので悪くないですね。 もっとも、これが友人と交わす…

詮のないことでも

なんだか昔のことをどんどん忘れている気がする。昔のことというか、最近のことまでも。 高校の時のことをひとつ、思い出してみようか。 記憶が正しければ、高二の海外研修でニュージーランドに行き、帰国したタイミングでTwitterのアカウントを作った。校内…

詩を書いている理由

何を書くかより誰に伝えるか(あるいは誰に宛てるメッセージでもない)、同じこと、あるいは似たようなことを言う人がいるとき、対象が内容に先立つようであってほしくて、そうでないと解釈やニュアンスはおろか、その人のバッググラウンドまで潰されて無かっ…

5.24

お久しぶりです。明日、うちの県でもようやく宣言が解除されるようで嬉々と...は別にしていません。宣言が出される前と後で生活はなんら変わらなかったです。約2ヶ月間、何があったのか備忘録として思い出せるだけ書き残しておこうと思います。ーーーーーーーーーーーーー…

青い顔

青空文庫で間所紗織(まどころさおり)さんという方の「青い顔」というエッセイを読みました。冒頭に、"色は万国共通の言葉であり、どこの国へ行っても一目で理解し合えるものであると思っていました"、と書かれています。私はこれを「ある色を見たときに抱く表…

またね新宿

先日、新宿に行ってきました。予定といえば人と逢うことだけで、それ以外で個人的にどうしようとは特に考えていませんでした。例によって、Twitterで知り合った方とお逢いしてきました。こういうことを月に1回は少なくともしています。家では専ら、部屋で寝…

テレビとわたし

わたしはこの家族のなにを知っているんだろう。わたしはこの家という箱のなかで、一体どういう役割を担い果たしてきたんだろう。いまとなってはもう、遠い昔のことのようにおもえる。わたしは自分でも認めるほどのテレビっ子だった。毎日なにかしら楽しみに…

DTMと無職

無職生活4日目になりました。障害年金の申請結果が分かるまでは暫く心身共に休息を得ようと思っていたのですが、やっぱり生きている限り精神は困憊していきますね。退職してから自分がなにをやりたいのかずっと考えていました。もう、妥協したところで身を削…

生きる

きょう退職しました。 結局、持病の詳細はだれにも告白しませんでした。 ある先輩に言われました。 「いろいろあると思うけど、まだ若いから」 まだ若いのか。 続けて、 「人間、いくつになってもやり始めるのに遅いということはないからね」 と言われました…

性格悪いやつが詩をやってるのどう思いますか?

私は以前の記事でも申し上げた通り、詩をやっているんですが(詩をやっている、というのは自分以外の詩を読むほかに自分も詩を書いているという認識でお願いします)、今回は(主観的に見て)性格の悪い人間が詩をやってることについて私自身がどう思っているの…